FFFowner blog

札幌の欧州輸入古物商、FleaFreeFripe inc.のowner/buyerの主に買い付けのブログです。

2020年夏◆買付日記4~枯渇編~



ヨーロッパ買付中…。

今日はちょっと軍物の話です。



先日、付き合いの長いサープラスディーラーから

廃業した軍物屋の在庫を全て(約30t!!)買い取ったと聞き、

早速足を運ぶことに。

古い物はあまり無いかも、と言われつつもファーストピックいう事で

少しの期待を胸に徹底的に掘りましたが…







仕入れできるものはありましたが、大当たりは無く…。
(↑のベールはおっ、と思いましたがウールコートでした...。)

バイヤー続けていればこんな日も多々あるよね…。
むしろこれがバイヤーの常。
が、こんな日々が続くようじゃ、ヤバいやー…。

と心の中で呟いた帰り道、ふと思いました。





今回まとめて数が買えた、


これも、


これも、


これも、

去年、一昨年位までは、永遠に仕入れ続けれる物の様な気持ちでいましたが、

全て今度いつまとめて買えるか分からない物だな、

物自体は見つけれても値段的に合わなくなるだろうな、と。





多くの軍物と民間の古着(vintage)の流通経路は全く違います。

当たり前ですが、軍物の川上、水源は軍からの放出です。

ここ数年各国がこの放出を様々な理由で取りやめたり、絞ったりしています。
(元々放出をしないで処分する国も多いですが。)





そして質実剛健に作られた軍物とはいえ、時が経てば

摩耗し、破け、汚れ…。

どんなに大切にしても古い物は徐々に消耗されていきます。





近年軍物の価格の高騰がヨーロッパでも目覚ましいです。

それが日本に伝播するには少し時間が掛かりますが、

一部の需要>供給の物以外の、今当たり前の様に手に入る、あれも、これも、

数年後には

"物自体が無い"



"手の届かない価格"

になっているかもしれません。





明日はかなりの田舎まで新規ディーラーに会いに行ってきます。

軍物と同じ様に枯渇しつつある、民間の古い服を探しに。










"僕らは病気の様なものだ。いくつになっても宝探しが辞められないんだ"

昔聞いた、
老年のディーラーの一言が頭をよぎります。









コメント

プロフィール

HN:
くまお
性別:
非公開

P R